(2)継続教育におけるe―learning |
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1)継続教育セクターには以下のものが含まれる
一般的な継続教育カレッジ―フルタイム、あるいはパートタイムの生徒に一般教育から職業教育までの幅広い教育を提供する、第6年級カレッジ―16-19歳の生徒を対象にアカデミック・プログラムにつながる、特別カレッジ―主に芸術、デザインや農業カレッジ |
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2)継続教育セクターの規模
一般の継続教育カレッジと、高等教育カレッジ(継続教育カレッジと第6年級カレッジが統合されたもの)―259校、第6年級カレッジ―102校、特別カレッジ―28校 |
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3)カレッジの学生数
「第6年級カレッジ」と「特別カレッジ」の学生数は、それぞれ20万人、6万人程度で一定しているが、「一般の継続教育カレッジと高等教育カレッジ」の学生数は1997/98年度290万人、1998/99年278万人、1999/2000年度270万人、2000/01年度280万人、2001/02年度320万人と大きく変動している。 |
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4)就学形態
パートタイムの学生の割合が高く、近年増加傾向にある。最近の英国の青年には比較的早く職業に就き、働きながら学習を継続する傾向があるといわれている。 |
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5)ICTへの投資(2003−2006)
2000−2002(3年間) |
7,400万ポンド (第1段階) |
2003−2004 |
5,900万ポンド |
2004−2005 |
7,500万ポンド |
2005−2006 |
8,400万ポンド |
総計(2003−2006) |
21,800万ポンド |
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6)初期の重点施策
物理的なインフラストラクチャーの改善(ブロードバンド・ネットワークへの投資、各カレッジに2MBの回線の接続を実現する、カレッジのハードウエアの改良に資金を供給する)、e―learningの教材の基準の設定、上記の基準に従った手本となる教材の作成依頼、アドバイス・サービスの開設、スタッフ開発プログラムと先進事例の確立 |
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7)学生に対するコンピュータの整備状況の変化
1999年度には学生8〜11人あたりにコンピュータ1台のカレッジが最大値であったが、2002年度には3〜4人に1台が一般的になってきている。 |
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8)スタッフが利用できるコンピュータの変化
1999年度にはひとりのスタッフが1台のコンピュータを使えるカレッジは5校にすぎず、スタッフ共用のコンピュータがあるカレッジは59校であった。2003年度には共用のコンピュータがあるカレッジは60校とあまり変わらないが、専用のコンピュータが備えられているカレッジが31校に増加している。 |
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9)コミュニケーション手段としてのパソコンの利用の現状
継続カレッジの経営者からスタッフへ、またスタッフ間でのコンピュータの利用は一般的になっているが、スタッフから学生へ、あるいは学生間でのコンピュータの利用は半分程度に留まっている。 |
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10)コンピュータが利用されるプログラム
学習支援プログラムや伝統的な学習方法とコンピュータを組み合わせたプログラムで利用されることは多いが、個人の学習プログラムや遠隔からのアクセスに利用されることは少ない(これはコンピュータの台数が少ないこと、コンピュータを接続する回線の条件が十分ではないことと関連していると考えられる)。 |
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11)スタッフのコンピュータ活用能力
コンピュータの操作能力とコンピュータを学習に使用する能力との間にはギャップがあるが、その差は次第に縮まってきている。 |
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12)次のステップ
接続回線の更なる改善(8MB)、全国学習ネットワーク・オンライン―教育スタッフが求める質の高いサポートへアクセスできる中心ポイントとなる、学習者の教育機会を高めるような資源とガイダンスと職場におけるスキルズの開発支援、e―learning教材のための効率的な商業マーケットの奨励、地方におけるe―learningの供給と発展計画の測定評価、ICTの教育における効果的利用に関する研究のデータベース、研究プログラム、地方において、質の高い教材を開発するためのカレッジならびにスタッフの支援、スタッフ開発のプログラムの拡張、教員資格取得の用件にICT/ILT(Information Learning Technology)スキルズを含ませる、リーダーショップ開発プログラム
この他、「e―learningとパートナー」では英国のe―learningにおける、政府、政府系エージェンシー等の関係機関、非政府機関、民間団体等の非常に複雑なパートナーシップの関係が、「e―learningと職場」では職業資格制度とICTや職場におけるICTの現状と課題が、「情報学習テクノロジーのプラン」ではe―learning推進の運営システムと戦略の概略の説明がなされたが、詳細は省略する。 |